ジャンプビーコンについて - 破壊側 -
ジャンプビーコン。
それは設置したポイントにスーパージャンプが出来るという、魔法のようなサブウェポン。
たとえ仲間が全員死んでいたとしても、そこに存在し続ける限りスーパージャンプが可能。
インクの消費量が激しいのと、位置がマップに表示されるので敵に壊されやすいのが難点。
が。
それを壊さない、さらに言えば壊そうとしない人がいるチームは負けることが多い印象を受ける。
(一概にそのせいだとは言えないが。)
壊さない理由には以下の4つがあると思う。
1:敵が目の前にいてそれどころじゃない
2:設置してあることには気づいているが、壊せない位置にある
3:そもそも設置されていることに気付いていない
4:壊さなくても問題ないと考えている
上記1と2については仕方ない点である。
ナワバリバトル、ガチエリア、ガチヤグラ、ガチホコ、いずれのルールにおいても目の前の敵を排除するのは最優先事項であるし、
壁の向こう側や高所に設置されていたり、インクなどの飛距離的にどうしても届かない位置にあるものは壊すことは出来ない。
上手く設置した側がアッパレ、ということになる。
しかし3と4については"喝!"と言いたいくらいの問題である。
このような人はどのランク、ウデマエにおいても存在するように感じる。
たとえウデマエがS+だったとしても、だ。
ジャンプビーコンというサブウェポンが、設置した側にとってどれだけ重要で便利なものなのかを理解していないのではないだろうか。
というわけで、このページでは試合中におけるジャンプビーコンの役割について解説し、
別のページでジャンプビーコン対策について解説していきたいと思う。
非常に長くなるが、お付き合いいただければ幸いである。
ジャンプビーコンの役割
"え?設置した場所にスーパージャンプが出来るようになるサブウェポンでしょ?"
そう思ったあなた、まぁ正解である。
だが、もう一歩踏み込んでこう考えてほしい。
"仲間全員が常に疑似ステルスジャンプを出来るようにし、常に前戦に近い場所への復帰を可能にする、5人目以降のプレーヤーである"
それは一体どういうことか。
順を追って説明していこう。
常に疑似ステルスジャンプ
"何言ってんの?設置してある場所はマップに表示されてるんだし、着地点は分かるからステルスジャンプじゃないじゃん。"
その通りである。
しかし、それに対してはこう反論させていただく。
"敵が飛んでくるタイミングは分かるの?"
話が少しそれるが、ステルスジャンプについて。
ステルスジャンプというのは着地点は予想が出来る。
目の前に敵がいれば、着地ポイントはそこになる可能性があるからである。
目の前の敵を倒し、更にそこにボムを置いていたらステルスジャンプ持ちの敵が飛んできて倒せた、なんてこともしばしばある。
しかし、ステルスジャンプの強みというのは、スーパージャンプ時に出る円形のマークが出現しないので飛んできているかどうかが分からないだけでなく、
着地のタイミングが察知できないところも含まれると思う。
目の前の敵を倒したとして、そこにステルスジャンプ持ちの他の敵が1秒後に飛んでくるのか、はたまた5秒後に飛んでくるのか。
飛んでくると予想して各種ボムを設置しておいても、タイミングが分からないので確実にキルは出来ない。
それを踏まえたうえで、ジャンプビーコンを使ったスーパージャンプについて。
まず、着地地点は分かっている。が、敵がそのジャンプビーコンを使う場合、スーパージャンプ時に出る円形のマークは出現しない。
しかも、ステルスジャンプ効果のあるギアを装備していなくてもである。
したがって、飛んできているのか、着地するタイミングがいつなのかも分からない。
これは敵が全員倒された状態で、ジャンプビーコンに向かって飛んでくると分かっていても同じことである。
また、破壊したとしても、破壊する前に敵がジャンプビーコン目掛けて飛んでいた場合、そのまま着地が可能である。
破壊後も決して油断できない。
このように考えると、ジャンプビーコンは常にステルスジャンプを可能にするサブウェポンであると考えられるのではないだろうか。
常に前戦に近い場所への復帰
"敵を倒しても倒しても、なぜかすぐに目の前に現れる"
このような経験がある人は少なくないと思う。
ジャンプビーコンが設置されていることが確認できた場合、100%そのせいだと思った方が良い。
これに関してもよく考えてみれば非常によく分かる。
自分が倒され、復帰された直後の事を思い出してほしい。
インクのタンクが満タンになってはいないだろうか?
満タンになっていなかったらバグの可能性がある。一度任天堂のお問い合わせ窓口にて問い合わせてみるとよい。
冗談はさておき、インクのタンクが満タンということはどういう状態か。
新たなジャンプビーコンの設置が即座に可能である、ということになる。
ということは、ジャンプビーコンを持った敵が前線に使い場所に設置されたジャンプビーコンの元まで飛んでいき、着地後に即設置するということが可能となるわけである。
また、着地から設置までの時間は一瞬であるため、常にマップを観察していない限り、そのジャンプビーコンが新たに設置されたものなのかどうかも判別しづらい。
また、ジャンプビーコンというものは壊れない限り使用可能なのである。
敵がジャンプビーコンをタッチした瞬間に壊れるのではない。着地した瞬間に壊れるのである。
したがって、4人がほぼ同時にタッチすれば、そこに4人がジャンプビーコンに向かってスーパージャンプするということも可能なのである。
こうして、ジャンプビーコンを壊さない限り、敵は常に前線に近い場所への復帰が可能となるのである。
5人目以降のプレーヤー
"ジャンプビーコンを持ったプレーヤーとそうでないプレーヤーの共通点は?"
この質問に対する答えはいくつかあるが、当トピックに関連する答えを述べるとすると、。
"そのプレーヤーの元へスーパージャンプが可能である"ということである。
当たり前である。
では、"ジャンプビーコンを持った人が出来て、持ってないプレーヤーに出来ないことは?"と聞かれたら、あなたなら何と答えるだろうか?
私はこの質問に対し、以下のような考えを持っている。
"自身の分身を複数生み出すことが出来る"
ここから少し設置側の目線で話を進めることにする。
ジャンプビーコンは1人当たり3基まで設置することが可能である。
すなわち、チーム全員がジャンプビーコンを持っていたら、最大12基まで設置が出来るのである。
そうでなくても、チームのうち2人が持っていて、6基のジャンプビーコンを設置した場合、
敵は、こちらがどのジャンプビーコンに飛ぶのかを予想しづらくなる。
このように、複数基のジャンプビーコンを設置することで、相手を攪乱することが出来るのである。
これは、見方を変えれば自身の位置を晒し出すことで、逆に相手を攪乱させるプレーヤーのようにも捉えることが出来る。
ジャンプビーコンは設置されたら相手への攻撃はおろか、移動することもできない。
しかし、そこに設置されているということは、その周囲がある程度安全であることを示していることになる。
自分のチームのジャンプビーコンが設置されている場合、大半はその周りは自分のチームのインクの色で塗られていることだろう。
また、たとえ周りが敵のインクまみれだったとしても、ジャンプビーコンが壊されていないということは敵はそれに気付いていない可能性があり、
そこに安全に着地できる可能性を示している。
いわば安全を確保し、常にカモン!と呼びかけているプレーヤーのようにも捉えることが出来る。
以上の2点から、ジャンプビーコンは5人目以降のプレーヤーのようであると考えられる。
ジャンプビーコンの役割における総括
そんなわけで、以上の3つの項目を読んでいただければ、敵のジャンプビーコンがどのような役割を果たしているかということと、
常にマップを確認し、ジャンプビーコンを破壊することが如何に重要であるかということも同時に理解していただけたのではなかろうか。
では、次のページでジャンプビーコン対策について解説していきたいと思う。
2015/08/17 ぱなこーん(PaNaCoNe) / ゾーラ2(Zola2)
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